同時に、自動車産業はスケールメリットが極めて強調される産業だ。一定の周期内で一定の規模に達しなければ、企業の経営は困難になる。自動車産業は資本や人材、コストが高度に集結した産業であり、持続的な投資が必要であり、こうした投資が販売量の急速な伸びを後押しできないとすれば、企業のコストは高いままで下がらない。国際自動車産業の発展経験から明らかなように、自動車企業の一定規模のラインは100万台で、この規模に達する過程は、システム力が平行して育成される過程でもある。企業がこの規模で持続的に安定して数年間維持できれば、その企業にはシステム力があると言える。維持できなければシステム力がないといえる。より多くの企業が200万台、500万台、1千万台などの販売目標を追い求める主な原因は、これだけの規模があれば、企業の運営コストは極めて大きく薄まり、市場競争でより優位に戦えるからだ。
もちろん規模の追求は高い品質が不要ということではない。今年上半期に東風日産はシルフィ、エクストレイル、キャシュカイだけで40万台近くを売り上げた。ここからわかるのは、日系車のこのような規模は製品の数だけで達成できたものではなく、安定したシステムを通じ、優れた製品を育て上げる中で達成されたものだということだ。これは製品が駆動する市場かもしれないが、技術が駆動する市場になるべきだ。技術のイノベーションを通じて深化とバージョンアップを実現し、製品が光り輝くようにすると同時に、市場のリズムをしっかりと把握し、これに正確なマーケティング戦略を加えるように専念すればこそ、「商品中心」を実現することができる。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年7月30日
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