5日朝も降雨が続いていた北京の市街地(撮影・王暁)。
4日の夕方から夜にかけて、北京市は強い雨に見舞われた。雨は5日も強く降り続き、市内の一部地域では豪雨となる見込み。5日夜から雨は次第に収まるとみられる。今週の北京は、降雨が頻繁に発生すると予想され、このため酷暑は一休みとなり、暑さのピーク中には貴重な涼しい数日間になると期待される。中国天気網が報じた。
統計データによると、4日午後3時から5日午前6時までで、北京全市の平均降水量は32.2ミリに達し、市街地では39.7ミリ、西北部は39.6ミリ、西南部は15.1ミリ、東南部は7.6ミリ、東北部は46.0ミリとなった。雨が最も多く降ったのは懐柔区楊宋鎮で、234.8ミリを記録した。
北京では、5日も引き続き雨雲に「ジャック」され、大雨の勢力が衰えないとみられる。北京市気象台は同日午前6時25分、「大雨黄色警報」を発令し、昼間は全市内で降雨が続くと予想している。
市規画自然資源委員会と市気象局は、5日午前4時、「土砂災害気象リスク青色警報」を共同で発令した。警報発令時から24時間のあいだに、北京市の山間部では土石流や土砂崩れ、地滑りなどの土砂災害が起こる恐れがあるため、外出時にはくれぐれも注意するよう市民に呼びかけている。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年8月5日