世界ユニコーン企業番付で中国が米国を抜く 業界分布は? (2)

人民網日本語版 2019年10月23日10:58

ランキング入りしたユニコーン企業のうち4%を占める20社は大企業がインキュベートし、後に分離し、外部の投資を誘致したものだ。アリババ、中国平安、京東からはそれぞれ3社が分離し、蘇寧と網易からはそれぞれ2社が分離した。同研究院によると、「中国企業はユニコーン企業の分離に最も成功しており、世界の『分離した』ユニコーン企業のうち、18社が中国企業だ」という。

ユニコーンになるのにかかる時間は?

ランキングをみると、ユニコーン企業5社が起業から1年以内に時価総額10億ドル(1ドルは約108.6円)超を達成しており、この5社はいずれも中国企業だった。また24社が1年で、36社が2年で、このハードルを越えた。これとほぼ同数の約65社が3-5年以内にこのハードルを越え、ランク入りしたユニコーン企業の約60%が3-6年でこのハードルを越えた。

ユニコーン企業の本部はどこに?

ユニコーン企業の分布は世界24ヶ国の118都市と限定的だ。中国は206社で米国の203社を抜き、中米で世界の80%以上を擁する。欧州は35社、インドは21社、英国は13社。

都市別ランキングをみると、北京が82社で世界一のユニコーン企業都市となり、2位のサンフランシスコの55社を大きく引き離し、3位は上海の47社、4位はニューヨークの約25社、5位は杭州の19社、6位は深センの18社、7位は南京の12社で、「上位7都市」のうち、中国が5席を占めた。地域別にみると、米シリコンバレーにあるユニコーン企業が102社で21%を占め、世界一だった。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年10月23日

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