ホワイトカラーの転職理由については、「キャリア発展の見込みが楽観的ではない(40.5%)」、「報酬が低すぎる(39.3%)」、「仕事が楽しくない(38.2%)」などが多かった。全体的に、「前途と経済的な発展の見通しがない」ことと「楽しくない」が主な理由となっている。
社員の企業に対する忠誠度は総じて低い傾向が見られた。回答者の52%は、「より条件が良い仕事が見つかれば、転職を考える」と答え、「(会社に対し)何の思い入れもない。いつでも離れられる」とした人は17.7%、「会社の経営状況次第」と答えた人は12.2%だった。「企業文化を認めており、会社と共に成長したい」とした人は15.8%にとどまった。
智聯招聘の郭盛CEOは、「『95後』は、タイムリーに激励されることをことさら願っている。また、仕事はお金を稼ぐ手段であるだけではなく、仕事を通して自己実現することを望んでいる」との見方を示した。回答者の85.9%は、「自分の価値観と似た企業で仕事をしたい」としている。彼らは、企業に対する望みを抱いており、企業が労働を提供する場であるだけではなく、自分が学び、企業と共に成長する場所であることを望んでいるのだ。
社員の忠誠度を上げるための要素については、回答者の43.6%は、「健全な人材育成・キャリア発展制度を提供すること」と答え、「人間本位とする管理モード」を選んだ人は30.8%を占めた。
「生涯学び続けることを人生目標に組み入れている」と答えた人は93.7%に上った。ほとんどの人は、研修・自習・達人に教えを請うなどの学習方式を選ぶとしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年12月13日