中国初の衛星測位分野に関する英字雑誌がリリース 

人民網日本語版 2020年01月23日10:25

中国科学院空天情報革新研究院とシュプリンガー・ネイチャーが協力したフリー英字雑誌「Satellite Navigation」(衛星導航)が今月20日に正式にリリースされた。中国が衛星測位分野に関する英字雑誌を出版するのはこれが初となる。

中国の衛星測位システム・北斗の国際学術交流プラットフォームである同誌は、衛星測位分野の最新の理論的発展や技術的応用などにスポットを当て、オリジナル論文、要約・評論を主に掲載する。衛星測位信号及び信号処理、信号受信機、妨害対策とアンチ・スプーフィング、衛星軌道決定と時間の同期、マルチセンサーと統合ナビゲーション、GNSS増強技術、自主ナビゲーション、時空基準の構築と維持、時空基準の伝達、高精度時計技術、地球応用、スマート応用などさまざまな技術の分野をカバーしている。中国国内外の衛星測位技術と応用の学術交流促進に力を注ぎ、衛星測位学科の発展と技術の発展を牽引し、中国の同分野の学術的影響力を向上させ、北斗の衛星測位システムの構築、応用の推進、産業の発展に貢献する。

衛星測位ナビゲーションの専門家で、北斗の副チーフ設計者を務める中国科学院の院士・楊元喜氏が同誌の編集長を務め、その他、中国、ドイツ、英国、フィンランド、オランダ、米国、カナダ、イタリア、オーストラリア、スイス、ポーランド、韓国、日本、オーストリア、ロシアなどの国・地域の衛星測位の一流専門家約40人を招請し、グローバル編集委員会を構成している。編集委員には、7人の外国人院士が含まれており、外国籍の編集委員が52%を占めている。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年1月23日 

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