2020年4月21日、浙江省杭州市淳安県汾口鎮寺下村の生態キウイフルーツ基地で、現地の村民とライブコマース・パーソナリティがライブ配信でネットユーザーに農産品を紹介する様子。(撮影・唐家凱。写真提供は人民図片)
柞水キクラゲは人民網の総合型消費サービスプラットフォームである「人民優選」で打ち出している貧困者支援商品の1つでもある。「史上最強のライブコマース」の追い風を受けて、「人民優選」に選ばれた他の貧困者支援地域のキクラゲの売り上げも目に見えて増加した。新型コロナウイルス感染症は経済社会に大きな打撃を与えたが、さまざまな新業態も生み出しており、「デジタルが新たな農業資本となり、スマートフォンが新たな農具となり、ライブ配信が新たな農家の仕事になった」こともそのうちの1つだ。
ネットユーザー「聞所未文」さんは、「農業・農村の事業は、なんといっても、農民の収入を増やすことが重要なカギだ。国民を中心とした発展の理念を貫徹し、『農民・農村・農業』がインターネットの追い風に乗るようにし、大勢の農民が一日も早く豊かになるようにすることが、習氏がこれまでずっと関心を寄せてきたことだ」と述べた。
デジタル経済は持続的かつ急速に発展し、巨大な活力を生み出して、今や農村の経済成長の新たな原動力に育ちつつある。人民網新EC研究院が4月24日に発表した「中国農村EC物流発展報告」は、「デジタル農村建設、ECの農村進出総合モデル、ECによる貧困者支援などの事業がより深く推進されるのにともなって、中国の農村ECは急速な発展の勢いを維持し、農村のネットワーク小売の伸びは加速を続け、農村ECの発展は農村EC物流ニーズを効果的に喚起した。ECプラットフォームは農産品の販売におけるスマート化、システム化、大規模化された物流『新インフラ』の代表的存在だ」と指摘した。
「ECなどの新業態の効果を発揮するには、一方で新業態を上手に使うことが必要で、ライブコマースはECなどの新業態の1つの成果に過ぎず、ECプラットフォームにはまだ非常に多くの発掘されるのを待っているポテンシャルがある。他方で新業態にうまく対応することが必要で、より有力な制度設計を通じてECプラットフォームがより高いステージに上るよう後押しすれば、ECプラットフォームはより大きな役割を発揮するようになる」という論評がみられる。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年5月18日