感染症や洪水の被害を受けた中国経済、引き続き好調か? (2)

人民網日本語版 2021年08月17日16:39

消費者物価指数(CPI)は緩やかに上昇した。7月のCPIは前年同期比1.0%上昇し、上昇幅は前月より0.1ポイント低下した。このうち豚肉価格の低下幅が43.5%と大きかった。

付報道官は今後の物価情勢について、「農業生産が全体的に安定し、工業とサービス業の供給力は高く、供給を保障し物価を安定させる措置は有力で、消費者物価は緩やかな上昇傾向を保つだろう」との見方を示した。

通年の経済指標増加率は前高後低に

7月の国民経済は安定回復傾向が続いた。しかし注意しなくてはならないのは、世界では今なお感染症が拡大を続け、外部環境がより複雑で厳しくなり、中国国内では複数の地点で散発的に報告される感染と自然災害が一部の地域の経済に影響を及ぼし、経済回復には依然として不安定さとアンバランスさがあることだ。

付報道官は次の段階の経済情勢について、「下半期は、(比較の対象となる)昨年の経済が感染症の影響を受けたことから、全体として前低後高になり、今年全体では昨年の基数の影響により、通年の主要経済指標の増加率が前高後低という状況になるだろう」との判断を示した。

付報道官は、「今年上半期の状況から考えて、2年間の平均増加率が全体的に加速傾向を維持するだろう。今年上半期の経済の2年間の平均増加率は5.3%で、第1四半期(1-3月)を0.3ポイント上回り、ここから経済が全体として回復傾向を保ったことがわかる。総合的に見て、下半期の中国経済は引き続き安定回復傾向を保ち、主要マクロ指標は合理的な範囲を保ち、発展の質が上昇を続けるだろう」とした。

消費を見ると、下半期は個人の収入増加、消費環境の改善に伴って、個人消費が引き続き回復する見込みだ。投資を見ると、今年は第14次五カ年計画の実施1年目であり、同計画の一部の重要プロジェクトが続々と建設をスタートする。輸出入の状況を見ると、グローバル経済は全体として回復傾向にある。グローバル経済貿易環境の改善は輸出入の増加にとってプラスになる。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年8月17日

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