香港オーシャンパークのパンダ「安安」が35歳で死亡 人間なら105歳

人民網日本語版 2022年07月25日09:58

パンダの「アンアン」。

香港特別行政区のテーマパーク「海洋公園(オーシャンパーク)」で飼育されていたジャイアントパンダの「安安(アンアン)」が21日に死亡した。35歳だった。人間ならば105歳に相当し、飼育されているオスのパンダの中では世界最高齢だった。

香港オーシャンパークは同日、「アンアンの健康状態がここ数週間悪化して、かなり衰弱していた。命が尽きようとしていたので、当パークと漁農自然護理署の獣医が中国ジャイアントパンダ保護研究センターと相談して、苦痛から解放させるため安楽死の処置を施した」と発表した。

香港オーシャンパークで寝転んでタケノコを食べる「アンアン」(2020年5月11日撮影、新華社から)。

同パークは、「長寿だったパンダのペア『アンアン』と『佳佳(ジアジア)』は、1999年に当パークにやって来て以来、『保護・飼育大使』の重責を担い続け、自然の生態や保護、飼育に関する知識の発信をサポートしてくれた。当パークは『アンアン』と『ジアジア』を世話する機会があったこと、そして、当パークがパンダ保護・飼育の重要拠点へと発展するのを導いてくれたことに感謝している」とコメントしている。

「アンアン」は1986年に四川省宝興県の野外で生まれた野生のパンダで、同年10月11日に発見された。その後、1997年に香港特区が祖国復帰したのを機に、中国中央政府は中国ジャイアントパンダ保護研究センターで飼育されていた「ジアジア」と「アンアン」を香港特区に寄贈することを決めた。そして、1999年3月11日に、香港オーシャンパークにやって来た。2016年には飼育されているジャイアントパンダとしては世界最高齢の38歳だった「ジアジア」が死亡した。(編集KN)

香港オーシャンパークでタケノコに近づく「アンアン」(2020年5月11日撮影、新華社から)。

「人民網日本語版」2022年7月25日

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