青海冷湖、東半球の世界優良天文拠点の建設を加速

人民網日本語版 2023年02月10日15:44

ゴビ砂漠の奥地に位置する青海省海西蒙古(モンゴル)族蔵(チベット)族自治州茫崖市冷湖鎮では、立春後も冷たい風が吹いていた。標高4200メートル余りの賽什騰山の山頂で、作業員が中赤外線観測システム(AIMS)のメイン光学システムの設置・調整と検査を急いでいた。人民日報が伝えた。

分厚いダウンジャケットを羽織った中国科学院国家天文台懐柔太陽観測拠点チーフエンジニアの王東光氏は、「中国の天文分野で初めて中赤外帯域で稼働する観測設備としてのAIMSは現在、望遠鏡本体以外のサブシステムは現場統合の条件を備えている。今年9月末に検収の目標を達成する見込みだ。冷湖天文観測拠点の良好な条件のおかげで、より正確な太陽磁場データをキャッチし、太陽磁場をより正確に把握できるようになる」と説明した。

2021年8月18日、国際的な学術誌「ネイチャー」に掲載された論文は、学術界に衝撃をもたらした。中国の科学者が世界トップの天文台と肩を並べる天文観測ポイントである冷湖天文観測拠点を発見したのだ。乾燥した気候、輝く星空、極めて優れたシーイング……2年余りの持続的な建設により、このゴビ砂漠の町に王氏のような「星を追う者」が集まってきた。王氏は、「冷湖のある経度エリアは、世界の大型光学望遠鏡の空白エリアに属する。冷湖天文観測拠点の建設に伴い、ここは国際光学天文研究の重要拠点になる上、宇宙の神秘を探査し、オリジナルの科学成果を生み出す重要な発展の地になる」と述べた。

冷湖科技イノベーション産業パーク管理委員会党組副書記の田才譲氏は、目の前の熱気あふれる建設現場を指差し、「これまで冷湖天文観測拠点にはすでに9件の天文望遠鏡プロジェクトが入居しており、35基の望遠鏡の建設を予定している。うち2基はすでに科学観測に用いられており、2基は本体の設置を完了している。29基はすでに観測タワーの土木施工と望遠鏡本体の研究開発を完了しており、残りの2基は開発を急いでいる。同時に科学技術、SF、クリエイティブ、科学普及、観光を特徴とするSFクリエイティブ観光目的地の建設も急ピッチで進められている」と述べた。

優れた天文観測条件は非常に得難いもので、最も美しい星空は最も厳しく保護されなければならない。今年1月1日に正式に施行された「海西蒙古族蔵族自治州冷湖天文観測環境保護条例」は、冷湖天文観測拠点の光学観測環境のエリアを区分した。田氏は、「夜の保護中核エリアでは、光源の種類と輝度が厳しく管理される。我々は全力で保護し、科学者が目的の天体を観測できるよう努力する」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年2月10日

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