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米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」の報道によると、ショート動画共有アプリ「TikTok」は米国で新たにEC事業を立ち上げ、消費者に中国の商品を販売するという。事情を知る関係者によれば、TikTokは8月初旬に米国でこの計画をスタートさせる予定だ。
アマゾンの価格最適化サービス「Sold by Amazon」と似ているように、TikTokは中国の業者のために衣類、電子製品、キッチン用品などを含む商品をストック・輸送する。そして、マーケティング、取引、物流、アフターサービスの処理も行う。TikTokはアマゾンのようなショッピングページを構築中で、名称を「TikTok ECショッピングセンター(TikTok Shop Shopping Center)」とし、ユーザーが商品をチェック・購入する際の異なるルートを1つのページに統合する。ユーザーはページ上でTikTokを通じて購入予定の商品をチェックしたり、外部の小売業者が販売する商品をチェックしたりすることができる。
TikTokがこの新たなECモデルを打ち出すのは、売り手側のエコシステムを拡大発展させて、人気の高い傘下の動画アプリからより多くの利益を生み出す上、広告・販売以外の収入源の多様化を実現することが目的だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年7月27日