人気小説家・郭敬明の初監督作 主題歌は日本の盗作?
中国を代表する80年代生まれの人気小説家・郭敬明(クオ・ジンミン)は批判と賛否が渦巻く中、初監督作「小時代」は興行収入を伸ばし続け、2日の時点で興収はすでに3億元(約49億2300万円)を突破して、3億1000万元となり、今年の国産映画の興収ランキングで暫定5位に付けている。しかし、喜ばしいニュースの一方で、同映画をめぐる「盗作疑惑」がネット上で再び指摘されている。中国の人気歌手・郁可唯(イーサ・ユー)が歌う主題歌「時間煮雨」が日本の歌手一青◆(ひととよう)が2005年に発売したシングル「風車」を盗作しているという疑惑で、確かにこの2つの曲のメロディーは酷似している。記者が映画配給宣伝の担当者に電話取材したところ、「著作権を含む映画の音楽についてはすべて、天娯傳媒側が管理しており、郭敬明は全く事情を把握していない」と答えた。「華西都市報」が伝えた。
■郭敬明をめぐる過去の「盗作騒動」
2003年12月、女流小説家・庄羽が、自著「圏里圏外」と郭敬明の小説「夢里花落知多少」の一部エピソードが酷似しており著作権を侵害されたとして、北京市第一中級人民法院(地裁)に損害賠償訴訟を起こした。2006年5月、北京市高級人民法院(高裁)は庄羽側の勝訴判決を言い渡し、郭敬明と小説「夢里花落知多少」の出版社に対し賠償金20万元(約328万円)の支払いを命じたほか、出版社と書店、北京図書大厦に対し小説「夢里花落知多少」の出版差し止めと販売停止を、郭敬明に対しては慰謝料1万元(約16万4100円)の支払いを命じた。(編集MZ)
◆は空の工を幼に
「人民網日本語版」2013年7月3日