来年の年越し番組「春晩」、番組中に仕込まれる広告はゼロ
中国経済のバロメーターとみなされている中国中央テレビ(CCTV)の広告入札募集会が間もなく開幕する。2014年度のCCTV広告入札募集に関する説明会が23日、上海で行われ、上海のほか江蘇・浙江など周辺地域の企業約100社が参加した。遼沈晩報が伝えた。
■午年の春晩(CCTVの旧正月年越し番組)、プロダクト・プレイスメントは「0」
同会はCCTVアナウンサーの胡蝶氏や任魯豫氏が共同で司会を務めた。「新聞聯播」や「焦点訪談」といった伝統的な人気ニュース番組の広告枠のほか、2014年のCCTV春晩など、革新的なリニューアルを果たした新旧番組も注目を集めた。中でも、中国の人気映画監督・馮小剛(フォン・シャオガン)を初めて番組総監督に招き、世界中の中国人から大きな注目を集めている午年の春晩の広告枠、「午年春節広告セット」はおのずと極めて高い人気を誇った。しかし、この広告は番組の中でプロダクト・プレイスメント(役者や番組に に特定の商品を絡ませる広告法)として放映されるわけではなく、旧正月大晦日の春晩生放送開始前と終了後のほか、陰暦1月15日の元宵晩会の生放送番組で放映される広告枠だ。つまりこれは、春晩のプロダクト・プレイスメントが来年も「0」となることを意味している。
このほか、新番組では、成龍(ジャッキー・チェン)や馮小剛などが審査員となり、様々な選考を経て新しい「カンフースター」の才能を発掘する「功夫良男児」(カンフー好男子)が始まる。また、昨年ブームを巻き起こしたドキュメンタリー「舌尖上的中国」(舌の上で味わう中国)が再始動し、「舌尖上的中国2」が2014年春節期間に放映される。会場では「舌尖上的中国2」の美しい映像の予告編が流され、全会場を魅了した。