第22回金鶏百花映画祭が武漢で開幕
第22回中国金鶏百花映画祭が25日夜、湖北省武漢で開幕した。同祭では香港の映画関連企業が「香港銀都古典映画展」を開催し、香港銀都が製作した代表的な作品6点を紹介した。また台湾地区の関連企業も「台湾ドキュメンタリー展」を開催。選びぬかれた台湾のドキュメンタリー作品5本で様々な角度から台湾の人々や社会を紹介した。新華網が伝えた。
開幕式は「節約令」をふまえて、例年行われていたパーティーを取り消し、簡素ながら厳かな開幕式とオープニング作品の上映が行われた。
開幕式は「映画」と「都市」をテーマとし、武漢市の唐良智市長が挨拶した。唐市長は「映画は文化伝達の媒体で、都市発展の縮図であり、京劇の巨匠、武漢出身の譚興培が出演した中国初の映画「定軍山」は、武漢と映画の間に100年におよぶ絆を築いた」と語った。
国家新聞出版ラジオ・映画・テレビ総局の童剛副局長は次のように挨拶した。金鶏百花映画祭は中国で年に一度行われる映画の盛典だ。専門性の高い映画祭として同祭は全面的な発展、繁栄の段階に入り、かつてないエネルギーと希望に満ちている。
中国文聯の夏潮副主席は次のように挨拶した。現在、中国は映画大国から映画強国へと歩んでいる。金鶏百花映画祭は29年来、中国映画をリードし、大衆の情操を育み、中国のストーリーを叙述し、大きな影響力を持つ映画のイメージを形成し、審査や賞の授与、世界の映画の紹介、学術シンポジウムなどを一体化した専門の映画祭となっており、映画事業の発展推進に独特の貢献を行っている。
20分にわたる式の後、陝西省北部のムードあふれるオープニング作品「百鳥朝鳳」が放映された。同作品は伝統文化を愛し、守る民間芸人を描いたものだ。
今回の映画祭は4日間行われ、国産新作映画の紹介や金鶏国際映画展、台湾・香港の映画展、中国映画科学技術フォーラム、「美しい中国の夢」第1回中国・武漢ミニムービーコンテストなどが行われる。ミニムービーコンテストは25日に閉幕する。4月以来、コンテストには北京、上海、長沙、南京、香港、米国などからミニムービーや脚本1575点が寄せられ、優れた脚本15本が選ばれ製作される。
今回の映画祭の金鶏賞では最優秀作品賞、最優秀ドキュメンタリー賞、最優秀監督賞、最優秀男優賞、最優秀女優賞など18の賞が授与される。映画「1942」が8部門でノミネートされ、趙薇(ヴィッキー・チャオ)が監督した「致我們終将逝去的青春」が最優秀処女監督賞、最優秀女優賞など6部門でノミネートされている。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年9月27日