日本芸術家のグループ展「平行的極東世界」、成都で開催
「平行的極東世界展」のキュレーター、金島隆弘氏。アートフェア東京のエグゼクティブ・ディレクターも務める。 |
アジアで活躍する日本の現代芸術家8人によるグループ展「平行的極東世界(パラレル・ファーイースト・ワールド)」展」が1日、中国四川省成都市のA4現代アートセンターで開幕した。中国の西南地区で本格的なアジア現代アート国際グループ展が開催されるのは初めて。展覧会の開幕前、キュレーターを務める金島隆弘氏を取材した。「華西都市報」が伝えた。
■中国語を語る
金島氏は2004年、北京の798芸術区にある画廊で働くため中国にやって来た。中国に来た当初は、「こんにちは」、「ありがとう」といった基本的な中国語すら話せなかったが、3カ月の語学研修クラスに通ってからは、中国人と交流するようになった。4年の北京生活では、標準的な中国語が話せるようになっただけでなく、数多くの中国人芸術家とも知り合った。これは金島氏の後の仕事に非常に大きな助けとなった。