中国映画上映会 5月はカンフー映画=日本
日本人に向け中国文化を毎月テーマ別に上映する中国映画上映会「光影中国」(主催:東京中国文化センター)が4月から同センター内で行われている。5月は「カンフー」をテーマにした映画が上映される。「人民網」が伝えた。
第一弾として4月には「ヴェラの京劇の夢」(原題:飛行的青衣)、「西洋鏡」、「さらば、わが愛/覇王別姫」(原題:覇王別姫)といった中国伝統芸能の京劇にまつわる映画が上映された。このうち、日本の友人が最も気に入った映画は「ヴェラの京劇の夢」だった。これはイタリアから来た少女・劉佳達が京劇を学ぶという事実に基づいたストーリーを映画化したもので、画像が繊細で美しく、感動的な映画だった。 映画の上映中、日本の友人は起伏のあるストーリーに合わせたように、時には大きな声で笑い、時には感動で涙を流していた。
5月には「光影中国」第二弾となる「カンフーの旅」と称する上映会が始まった。中国人の監督であれば、ほぼ誰でもスクリーン上に、天下を縦横無尽に駆け巡る英雄や、侠客が恩や仇を返す武侠の物語を撮りたいという夢を抱いている。このテーマは日本人が憧れて止まない世界だ。「LOVERS」(原題:十面埋伏)や「HERO」(原題:英雄)、「王朝の陰謀 -判事ディーと人体発火怪奇事件」(原題:狄仁杰之通天帝国)、「ラスト・ソルジャー」(原題:大兵小将)などの優れた中国映画7本が続々と同センターで上映される。
中国映画上映会「光影中国」は現在における中国の優れた映画をテーマ毎に日本の観衆に公開すると同時に、映画の中で描かれている中国文化の普及・促進を目指している。映画上映会のほかにも、中心的な製作スタッフが映画の製作過程でのエピソードを語るなど、包括的に中国映画芸術の魅力や映画に含まれる文化的な教養を紹介していく。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年5月14日