映画で知名度が飛躍的にアップした中日両国の観光地
海外メディア海南取材チームが22日、海南省三亜市にある亜龍湾熱帯天堂森林公園を訪れ、2010年末公開の中国のヒット映画「狙った恋の落とし方。2」(原題:非誠勿優2)のロケが行われた美しい景色を堪能した。人民網が報じた。
三亜市亜龍湾国家リゾート区に位置する亜龍湾熱帯天堂森林公園は、総面積1506ヘクタール、国家の森林公園基準に応じて開発建設された現地で初めての森林公園。東園と西園に分かれ、広げた両腕で「天下随一の湾」を抱えているような形状をしている。同園は、自然・生態の尊重という理念をベースに、際立った個性と特色、緻密な計画、高級技術を駆使した建設、ハイレベル管理を結合させて出来上がった熱帯海浜丘陵生態観光・生態リゾート型森林公園だ。
映画「狙った恋の落とし方。2」のロケは、同園を中心に行われた。映画が大ヒットすると、同地区への旅行ブームが沸き起こり、映画の中の絶景を一目見ようと、多くの観光客が続々と詰めかけ、文化(映画)と観光が結合した成功例となった。
同じような事例は他にもある。映画「狙った恋の落とし方。」では、ロケ地となった北海道の美しく壮大な景色が中国人観客を虜にした。北海道での主人公のユーモアあふれる言動や感動的なスト?リーが、観る人に深い印象を残し、中国人観光客は続々と北海道を訪れ、映画の中で見た美しい景色を実際に味わい、ストーリーを心の中で再現させた。「北海道新聞」北京支局の鈴木徹・支局長は、「製作チームが北海道でロケを行っていた時、日本側は、この映画による影響について予想もしなかった。現地の人々は、ある日突然、中国人観光客が突然増えたことに気が付き、その要因に思い当たった。映画が現地の知名度を引き上げた要因であり、中国の観客が北海道ブームを生み出したのだ」とコメントした。