80代の南京大虐殺の生存者が日本で証言集会に参加
中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館は7日、日本の民間友好団体の招待を受けて、南京大虐殺の生存者、王津さん、岑洪桂さんとその家族が日本の複数都市を訪れ、南京大虐殺発生から76年を前に、大虐殺生存者の証言集会に参加した。揚子晩報が伝えた。
日本の「中国戦争被害者証言集会招待会」の招待を受け、82歳の南京大虐殺生存者、王津さんと家族は記念館の職員に付き添われ、上海経由で6日に日本へ向かった。南京大虐殺の発生から76年を前に、大阪、神戸、名古屋、金沢、東京などで行われる会期9日の南京大虐殺生存者の証言集会に出席する。
史料と個人の関連資料によると、1937年12月13日の南京陥落の際に、当時わずか6歳だった王津さんは家族と一緒に南京南部の南珍珠巷に住んでいたが、父親や隣人は日本軍に連れ去られた。その後隣人は幸運にも逃げ帰ってきたが、父親は日本軍に7回刺された後で死体の縦穴に落とされ、亡くなったという。
一方、日本・熊本県の日中友好協会の招待を受け、89歳になる南京大虐殺の生存者、岑洪桂さんと家族は12月11日から16日にかけて熊本、長崎、福岡などを訪れ、現地で開催される南京大虐殺生存者の証言集会に参加する。岑洪桂さんは当時、漢中門外に住んでいたが、稲わらの家が日本軍に火をつけられて燃え上がり、弟は焼死し、本人の足も火傷を負い、妹は日本軍の銃撃で負傷した。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年12月9日