朝鮮半島をかき乱す米原子力空母 (2)
■緊張を高める
今回の韓米合同軍事演習について、朝鮮メディアは次々と論説を発表し、猛烈に糾弾している。
朝鮮中央通信は13日「挑発しているのは誰か?」と題する論説を発表。「米国は原子力空母ニミッツを旗艦とする空母打撃群を朝鮮に派遣したほか、大陸間弾道ミサイル(ICBM)『ミニットマン?』の発射実験を行なおうとしている。これは米国が何としてでも朝鮮半島で核戦争を引き起こそうとし、より公然と計画的で冒険的な軍事挑発へと向かっていることを物語っている。米国の目的は政治、軍事、経済など各方面で最大限朝鮮を抑圧し、最終的に朝鮮半島を完全に支配することだ」とした。
韓国・聯合ニュースは「韓米が軍事演習を行なうたびに、朝鮮側から強烈な非難と抗議を受ける。今回も例外でない」と指摘した。
朴氏は「韓国の朴槿恵大統領の訪米中、朝鮮半島情勢は比較的緩和されたが、韓米首脳会談では対朝対話に関して何ら提案がなかった。このため今回朝鮮は韓米合同軍事演習を激しく批判することで、軍事的緊張を一段と高めようとしている」と指摘した。