3つのシーンから読み解くASEAN外相会議 (3)
■シーン3:ケリー米国務長官がASEANを後押し
ケリー米国務長官が1日、ブルネイの首都バンダルスリブガワンで開かれたASEANおよび東アジアの一連の外相会議に正式に姿を見せた。
ケリー長官は中国の王外交部長、および日本、韓国、ASEAN各国の外相と二国間会談を行ない、南中国海問題に特に言及した。ケリー長官は領土紛争においていずれの側にもつかない姿勢を依然強調する一方で、南中国海紛争の解決方式と各国の行動への強い関心も表明した。
ケリー長官はその後の記者会見で「中米関係は他の国際関係と同様、非常に複雑で、海洋の安全や朝鮮問題を含め、処理の必要な重大な問題を多く抱えている。双方は協力を継続する」とも表明。朝鮮核問題において、中国には大きな役割があると指摘した。中日韓外相と会った際にも朝鮮の非核化の問題における各国の立場は一致した揺るぎないものだとして、朝鮮は国連決議に従うことが唯一の活路だと指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年7月3日