中国、いわゆる「中間線」認めたことなく、日本の不当な抗議はねつける (2)
■安倍首相は靖国神社を参拝するか否か表明せず
日本の政治屋にとって対中関係はすでに避けることのできない議題となっている。3日の党首討論会では対中関係、歴史問題、靖国神社問題を中心に、半分近くの時間が安倍首相が質問に答えるのにあてられた。安倍氏は対中関係について「対話のドアは開いている」と強調した。それでも安倍氏は隣国との関係改善への努力が十分でないために国際社会で日本の孤立を招いていると野党から批判された。生活の党の小沢一郎代表は「日本は国際的に孤立を深めている」と批判。日本共産党の志位和夫委員長は「米国言いなり政治からの転換が必要だ」と述べた。
8月15日の敗戦の日に靖国神社を参拝するかとの質問に、安倍氏は「国のために戦い、命を落とした人たちのために祈り、尊崇の念を表するのは当然のことであり、非難される理由はない」とする一方で、「靖国神社については、行くか行かないか言うこと自体が外交問題に発展する。現在これについて姿勢を表明するつもりはない」と表明。靖国神社と米アーリントン国立墓地は同じく国のために犠牲になった人々を祭っていると述べた。「靖国神社とアーリントン国立墓地は異なる。アーリントン国立墓地は米国の内戦の犠牲者のためのものだが、靖国神社は中国と戦争を行なった人を祭っている」との日本の記者の質問に、「全く正しくない」と反論した。日本が第2次大戦中に隣国を侵略したかどうかを問う質問には「侵略の定義自体が政治化、外交化されうる。歴史家の判断に任せるべきだ」と述べた。
■中国の調査船の動きを注視
「日中海上紛争」をはやし立てるのと歩調を合わせるかのように、日本海上保安庁は中国の調査船複数が「日本のEEZ内に入る」のを発見したと3日連続で言い立てた。共同通信は「3日午後2時10分頃、中国の石油会社に所属する海洋調査船が『釣魚島(日本名・尖閣諸島)北西の日本のEEZ内を航行しているのを』海上保安庁の巡視船が発見した。中国の調査船が日本のEEZに入るのは4日連続だ。別の中国の調査船1隻も同日、『日本最南端の沖ノ鳥礁(日本名・沖ノ鳥島)周辺のEEZを航行している』のが発見された」と報じた。こうした事態は日中対立を激化させかねないと日本メディアは見ている。共同通信はまた「中国雲南省で日本車8台の窓ガラスが破壊された。反日感情の強い人物による犯行の可能性もある」と報じた。(編集NA)
◆は刑のへんにおおざと
「人民網日本語版」2013年7月4日