<企画>歴史教科書は日本政府の誤った歴史観の宣伝道具に変りうる (3)
日本右翼勢力が国内で民族保守主義政策を順調に推し進め、中国脅威論や厳しい周辺環境といった荒唐無稽な見方を拡散するには、広大な支持層の存在が必須だ。 そして、すでに右翼勢力は歴史の否認、教科書の改定、次世代の思想改造を根本的手段と見ている。これは日本国民の思想や考え方、対外認識に計り知れない影 響を及ぼす。日本右翼が騒ぎ立てる軍事力強化や憲法改正、教科書改訂といった一連の右傾政策から、現在の日本政府に歴史を反省する考えは少しもなく、従来 とは異なる「後ろ向き、右向き」の道、戦後体制の束縛から脱し、平和的発展を放棄する極めて危険な後戻りのできない道を歩もうとしていることが見てとれ る。
■日本の有識者、歴史反省の推進に努力
日本の政界、学会の識者は11日、東京で「村山談話を継承し発展させる会」を設立し、記者会見を行った。
理事長の藤田高景・社民党本部平和市民委員会前事務局長は人民日報に「村山談話は日本の立場を表明した談話だ。だが安倍政権は談話を見直そうとしている。 ひとたび見直されれば、日本はアジア、さらには世界の信用を失い、国益が大きく損なわれる。アジアと世界の平和を守るために、われわれは村山談話を断固守 る」と述べた。>>>詳細へ
【動画】
■歴史教科書問題を振り返る
日本の歴史教科書問題は中日関係における昔からの問題だ。近年、この是非に関わる問題における日本側の一度ならぬ事実を顧みぬ発言や教科書改竄の企てが、中国国民の感情を繰り返し傷つけている。