朝鮮半島の60年間の平和は「衛星」によって打ち破られるのか
■「衛星」か「ミサイル」か
朝鮮中央通信は1日、朝鮮が12月10日から22日の間に自らの力と技術で製造した実用衛星「光明星3号」を打ち上げると報じた。
だが米日韓は単なる「衛星」の打ち上げではないと考えている。朝鮮は平和目的の打ち上げとしているが、米韓は核弾頭を搭載して国外の目標を攻撃できる長距離ミサイル技術の実験だと考えている。
日本メディアは、朝鮮が再び長距離ミサイル発射実験の準備しているとの判断を早い段階から示した。韓国政府は直ちに反応し、衛星「アリラン3号」で朝鮮を毎日2回「走査」している。11月26日に韓国メディアは韓国政府高官の話として、韓米両国の情報当局が衛星画像を詳しく分析した結果、朝鮮がミサイル発射準備を開始したとの判断にいたったと報じた。
日韓両政府が反応を示すと同時に、米国務省のヌランド報道官は「朝鮮は地域の平和を脅かす極めて挑発的な行為に出た」と警告した。