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首相「新」談話発表へ 隣国の傷は癒えず (2)

 ■恐ろしい「新たな」考え

 「村山談話」は1995年に村山富市首相(当時)が日本の敗戦50周年にあたり発表したものだ。村山氏は昭和の戦争は「国策を誤り」「アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」として、「痛切な反省」と「心からのお詫びの気持ち」を表明した。

 その後の自民党政権も民主党政権も、これを日本政府の正式な「歴史観」としてきた。

 だが現在、変化が生じ始めている。昨年12月に再び政権に就いた安倍晋三首相は歴史問題において言葉を濁し、色々と変化している。最初は「村山談話」を引き継ぐと表明したが、すぐにまた「新たな時代に合った」歴史談話を発表するつもりだと表明した。

 菅官房長官はメディアの取材に、「村山談話」の見直しに向けた作業をすでに準備していることを明らかにした。日本の産経新聞は「国益損なう歴史認識正せ」と題する社説を掲載。「『謝罪外交』を断ち切り、外交を立て直す上で、『村山談話の見直しは不可欠な作業といえる』」と指摘した。

 ニューヨーク・タイムズは3日付社説で「歴史の否定を改めて試みる安倍首相」を強く非難した。産経新聞は安倍首相を「右翼の民族主義者」と何の根拠もなく断言した同社説について、理解に苦しむと大いに皮肉った。

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