アジア安全保障会議が閉幕
【中日対訳】 シンガポールで行なわれていたアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)は2日、3日間の日程を終えて閉幕した。アジア太平洋地域の安全保障協力が焦点となった。
中国代表団を率いて出席した中国人民解放軍の戚建国副総参謀長は2日「手を携えてリスクや試練に対処し、アジア太平洋の共同発展を実現する」と題する基調演説を行い、平和的発展の道を歩むという中国の政策と主張について一段と明らかにし、中国の発展と繁栄がアジア太平洋地域に一層のチャンスと協力をもたらすことを強調した。
戚副総参謀長は「現在アジア太平洋地域情勢は全体的に安定しており、平和を求め、発展を促し、協力とウィンウィンを図ることがすでに各国の一致した願い、訴えとなっている。中国は平和的発展の道を揺るがず歩む」と表明。中国の平和的発展について(1)発展は平和のためである(2)発展は開かれたものである(3)発展は協力的である(4)発展はウィンウィンである--と説明した。
シンガポール南洋理工大学RSISの胡逸山シニア・フェローは人民日報の取材に「ヘーゲル米国防長官は今回の会議で『アジア太平洋リバランス』戦略を重ねて表明したが、その演説にはこの戦略の二面性が再び現れもした」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月3日