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中米両軍がハワイで合同救援演習



 中米両軍は昨日、米ハワイで合同人道救援演習を行った。中国軍が米国内に兵を派遣して訓練を行うのは初。訓練は「第三国で大地震が発生し、中米両国が連携して救援活動を行う」との想定で、12日から14日まで行われる。新京報が伝えた。

■生存者捜索、空からの救援

 中国国防部(国防省)によると、演習では装備展示、技能交流、合同行動を行う。合同行動では大地震が発生し、多数の死傷者の出た第三国から中米両国に救援要請があったとの想定で、行方不明者の捜索、狭い道と空からの救援、医療救護などの演習を行う。中国側参加部隊は陸軍第14集団工兵連隊、成都軍区昆明総病院を中心に編制する。

 中国社会科学院米国研究所の専門家、洪源氏は今回の米国内での演習について「中国側としては世界の異なる環境下の作戦状況について熟知するとともに、外国軍、特に米軍に代表される世界の軍事力の動向を把握する必要がある。軍事技術が絶えず改良される中、なおさらに中国軍はこの進化のスピードについていく必要がある」と指摘。「米側としては、中国の軍事力の発展の詳細までは把握できておらず、中断なしに陸海空軍事演習を行うことで、中国軍の動向と真の戦闘力を把握する必要がある」と述べた。
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