三中全会コミュニケの15の改革要点

　中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議（三中全会）が9-12日、北京で行われた。5000字近くのコミュニケから15の要点を整理し、解説する。

（１）基本的経済制度を堅持・整備

　国有経済の活力、コントロール力、影響力を強化する。非公有制経済の活力と創造力を引き出す。

（２）現代的市場システムの整備を加速

　市場中心の価格決定メカニズムを整える。

（３）政府機能の転換を加速

　法治政府、サービス型政府を建設する。

（４）財税制改革を深化

　法を整備し、権限を明確化し、税制を改革し、税負担を安定化し、予算を透明化し、効率を高める。

（５）都市部と農村部の発展の一体化体制・メカニズムを整備

　農民により多くの財産権を付与し、都市部と農村部の要素の平等交換と公共資源の均衡ある配置を推進する。

【特集】中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議