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中国外交が「欧州シーズン」に突入 仏首相は本日訪中

 中国の外交が11月から「欧州シーズン」に突入した。今週も欧州の大国である英国とフランスから首脳が訪中している。人民網が伝えた。

 ビジネス界のそうそうたる代表団を率いて中国に「セールス」に来たキャメロン英首相とは違い、やや控えめな態度を見せたエロー仏首相は、来年の中仏国交樹立50周年に向けた下準備が目的のようだ。国務院の李克強総理の招きに応じ、エロー首相は12月5日から9日にかけ、中国を公式訪問する。随行するのはフランスの閣僚5人および企業家代表らだ。

 中国国際問題研究所・欧州部主任の崔洪建氏はこのほど人民網の取材に答え、「中国と欧州の経済貿易関係は密接であり、中国が発した『より一層の開放』というシグナルは欧州に大きな自信を与えた。これにより、欧州諸国は中国との外交の付き合いを積極的に増やし、各分野での協力を積極的に開拓している」との見方を示した。

▽対照的な英仏首脳の訪中

 崔氏は「英仏両国は政治体制、経済構造のいずれにおいても異なるため、対中関係の重点と原則も違ってくる」と指摘する。

 公式微博(ウェイボー・ミニブログ)アカウントを開設して人気を集め、中国画を鑑賞し、中国語を学ぶ英国人学生を首相官邸に招待--。キャメロン英首相は訪中前から一連のプロモーションをし、訪中に対する高い重視を示してきた。崔氏は「キャメロン首相の大々的なプロモーションには2つの原因がある。まず、キャメロン首相は中英関係の挽回という任務を負っており、自らが引き起こした政治問題を解決し、今回の訪中を通じて中英関係を正しい軌道に戻したいと望んでいる。次に、中英の政治関係は過去1年間にわたり冷え込んだものの、経済貿易関係の発展の勢いは良好であり、このことは英国に大きなメリットをもたらした。ゆえに、キャメロン首相は今回、『経済貿易カード』を中心に据え、中国に対して引き続き友好を示し、中国との協力から得られるメリットを維持していきたい考えだ」と述べた。

 一方、キャメロン首相に比べるとエロー仏首相の態度はやや控えめな印象だ。これについて崔氏は「まず、フランスは大統領制であり、外交権は大統領の手にゆだねられている。エロー首相はキャメロン首相のような態度はとれないはず」と指摘。さらに、「中仏の協力は中英には及ばない。貿易額を見ても、英国は中国のEUにおける第2の貿易パートナーであるのに対し、フランスは第4のパートナーだ」とした。

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