李克強総理が米下院院内総務と会見　釣魚島問題での立場を明らかに

　李克強総理は24日、米下院のカンター院内総務（共和党）率いる議員代表団と中南海の紫光閣で会見した。

　李総理は「平和的発展の道を歩むとの中国の決意は断固として揺るがず、国家の主権と領土の一体性を守るとの中国の意志を揺るがすことはできない。われわれは各国と共に世界と地域の平和・安定を維持し、発展と協力を促進することを望んでいる。中米は補完性が高く、協力には大きな潜在力があり、共通利益が溝を大きく上回る。中国による改革の全面的深化と一層の開放拡大は中米協力にさらに多くの新たなチャンスをもたらすだろう。双方は投資協定交渉を加速し、各分野の協力を深化する必要がある。米側が対中ハイテク技術輸出規制を緩和し、中国企業の対米投資に公平な競争環境を提供することを希望する。米議員が中国を訪れ、相互理解を深め、中米関係の発展に建設的役割を発揮することを歓迎する」と表明した。

　カンター院内総務は「太平洋国家である米国の未来はアジア太平洋と緊密につながっているだけでなく、発展し、強化し続ける米中関係とも密接な関係にある。米下院と議員は両国関係の強化、互恵協力の深化、共同繁栄と国民間の友好的つきあいの促進に努力することを望んでいる」と表明した。

　双方は世界や地域の共通関心事について意見交換。李総理は南中国海と釣魚島（日本名・尖閣諸島）の問題における立場を明確に伝えた。（編集NA）

　「人民網日本語版」2014年4月25日