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小学校の試験に「珍題」登場 「どれが宇宙人?」 (2)

 これは、小学校2年生の算数問題で、出題者は解答を発表していない。保護者がお手上げだったのは、保護者が小学校算数の思考方法に慣れていないというだけなのか。この問題を、算数専門教師11人に解いてもらった。正解した教師はこのうち5人で、「問題がナンセンス、あるいはバカバカしい」と答えた教師が3人、「答えへの糸口がつかめなかった」とした先生は3人だった。

 ■専門家の観点「出題には実践経験が必要」

 この問題について、算数専門の先生たちの見方はいくつかに分かれた。一部には、「何の意味もない。特に小学2年生の児童にとっては」との意見が出た。ある教師は「この問題を捨てても、100点満点の場合、ほかの問題で95点は取れる」と言い放った。一方、「このような問題は、子供の観察力を育てるのに効果的だ。考え方の枠を広げ、興味の芽を育てることができる」との見方を示す人もいた。

 ちんぷんかんぷんの子供が続出し、保護者もめまいがするようなこの問題について、湖南省長沙市芙蓉区張新蔚小学校数学工作室首席の張新蔚先生は、「この問題は、出題者の突然のひらめきで生まれたのだろう。だが、客観的情況を考慮せず、主観だけに頼って問題作成を行ったため、日常生活とあまりにも隔たりが大きい。本当に良い問題とは、児童のスタンスに立ち、実践に基づき、児童とその問題をめぐって有意義な話し合いができるような問題であり、関係者は、常にそのような問題作成を心がけるべきだ」とコメントした。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年1月25日

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