第18回党大会、ネット上で高い関心
中国国内の主要ウェブサイトは8日、軒並み中国共産党第18回全国代表大会(十八大)の開幕式について、さまざまな角度から大々的に取り上げた。胡錦涛・国家主席の演説を、動画・写真・文字など各種方法で、タイムリーかつ正確に報道した。8日午後3時(日本時間同4時)の時点で、各ニュースサイトと主要商業サイトが報じた十八大開幕式関連記事のページビュー(PV)総数は5億5千万を上回り、人民網・新華網・中国網・中国網絡電視台(CNTV)が生放送した開幕式の模様をネット上で視聴した人は400万人を突破、いずれも過去最高をマークした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
人民網・新華網・中国網絡電視台が生放送サイトに開設した「『生放送』中チャットルーム」などのコーナーや「微博」(ミニブログ=中国版ツイッター)特設ページでは、ネットユーザーが生放送を見ながら意見交換を行った。チャイナテレコム(中国電信)の携帯電話ニュースサイト「新聞(報道)早晩報」「天翼快訊(速報)」や人民網・新華網・中国網絡電視台の携帯電話特設サイト「十八大進行時」「十八大快訊」は、開幕式の模様を、6200万人の携帯電話ユーザにリアルタイム速報で伝えた。
多くのウェブサイトは、十八大開幕式の様子を多言語で報じた。開幕式の状況は、海外ネットユーザーの注目を広範囲から集め、海外からの関連特別記事のPV数は8千万を上回った。
海外の各ウェブサイトも、十八大に高い関心を寄せ、続々と大量の報道を行った。米ウォール・ストリート・ジャーナル紙中国語版サイトは「十八大」に関する特集ページを設けたほか、「中共十八大」を検索ホットワードのひとつとした。
仏フィガロ紙ウェブ版は、トップページで十八大開幕式を大々的に取り上げた。仏ル・モンド紙ウェブ版でも、十八大の概要が報じられた。シンガポール聨合早報ウェブ版のトップページには、十八大開幕式のニュースが赤文字の大見出しで伝えられ、特集が組まれた。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年11月9日