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中国初の空母「遼寧」のスタッフが出す合図が話題に (5)

 ■「空母スタイル」に込められた意味

 半かがみで、左手を背中にまわし、右手を前に伸ばす。この一見拳銃を構えるかのようなジェスチャーは、空母では何を意味しているのだろう。この由来はなんなのだろう。

 中国海軍軍事研究所の李傑・研究員によると、このジェスチャーは戦闘機の車輪止めを外し、ジェットブラストディフレクターの準備を整え、離陸の許可を出すという意味がある。パイロットは離陸の準備を始める際、まず離陸の合図を甲板にいるスタッフ2人に出す。そしてそのスタッフが甲板や空の情況に応じて離陸できるかの判断を下す。2人共離陸できると判断すると、半かがみになって、右手を伸ばして戦闘機が飛ぶ方向を指す。パイロットはこのジェスチャーを確認した後、頭をシートの後ろに付け、右手で敬礼して合図を出し、離陸する意志をスタッフに伝える。スタッフは戦闘機が滑走路から飛び立ち、空母から離れるまでこの姿勢を保つ。そして、『遼寧』は中国初の空母で、飛行をサポートするスタッフの操作や動作は欧米の空母をベースにしている。『ちょっと大げさすぎる』と感じるネットユーザーもいるようだが、特徴あるこのジェスチャーは、各国で広く使用されている。

 中国国営の「新華社通信」の報道によると、戦闘機が離陸したり、着陸したりする際、激しい騒音が発生するため、「遼寧」の甲板での合図はすべてジェスチャーで出される。一方、空母上の戦闘機は離陸態勢に入るまでに、65の過程があり、いずれの過程でも間違いは決して許されない。さらに、離陸までの過程で、パイロットは外の様子を感知することができない。「そのため、我々は適切な時に正確、かつ規範的に合図を出さなければならない。そのために、みんな、時には疲れて手が上がらなくなるほど、厳しい訓練を積んでいる」と、「遼寧」の李暁勇・副航空長は明かす。(編集KN)

 「人民網日本語版」2012年11月27日

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