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中国の高速鉄道、15年までに「50万都市」すべてをカバー

 中国の高速鉄道(中国版新幹線)の営業キロ数は10月末の時点で、7735キロ(日本は約4千キロ)に達したことが、27日から北京で開催中の第11回「中国国際現代化鉄路技術装備展覧会(MODERN RAILWAYS))で明らかになった。12月1日に開業予定の「哈大高速鉄道」(ハルビン-大連)や「京広高速鉄道」(北京-広東)の北京-鄭州区間を加えると、その距離は約1万キロに達し、中国が2004年に打ち出した「中・長期鉄道網計画」のうち、「四縦四横」政策と呼ばれる高速鉄道網の半分以上が完成することになる。今月8日から14日まで北京で開催された「中国共産党第18回全国代表大会」では、この高速鉄道のほか有人宇宙飛行や月探索プロジェクトがイノベーション型国家建設のための「重要な突破」として報告された。「人民日報」が報じた。

 北京と天津を結ぶ「京津都市間鉄道」が2008年8月1日に開通して以来、わずか4年の間に、中国の高速鉄道は飛躍的な発展を見せ、その営業キロ数は世界一に躍り出た。今年の年末までに、「四縦四横」中の「四縦」に当たる「京滬高速鉄道」(北京-上海)、「京深高速鉄道」(北京-深セン)、「京哈旅客専用線」(北京-ハルビン)、中国東南沿岸部を貫く「東南沿海高速鉄道」がほぼ完成する。「京哈高速鉄道」は東北三省(黒竜江省、吉林省、遼寧省)を縦貫し、北東アジア経済圏の中心地帯と中国北部の渤海(ぼっかい)周辺の経済圏を直結している。京広高速鉄道の全線が開通すれば、渤海周辺の経済圏や黄河中下流域の中原経済区、武漢都市圏、広州、香港、マカオを結ぶ三角地帯を中心とする「珠江デルタ」経済区が結ばれる。さらに、「京滬高速鉄道」は2大経済区である渤海周辺地域と上海市、江蘇省南部・浙江省北部を含む「長江デルタ」を結ぶ。「東南沿海高速鉄道」の大動脈はほぼ完成しており、「長江デルタ」と「珠江デルタ」が結ばれている。一方、「四横」に当たる、「徐蘭旅客専用線」(江蘇省徐州市-甘粛省蘭州市)、「滬昆旅客専用線」(上海-雲南省昆明市)、「青太旅客専用線」(山東省青島市-山西省太原市)、「滬漢蓉旅客専用線」(上海-四川省成都市)のうち、最長の「滬漢蓉旅客専用線」は、「渝利鉄道」(重慶-湖北省利川市)の区間を除く、全線が開通している。

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