年末「駆け込み休暇・海外旅行」ブーム到来 中国 (2)
北京晩報の報道によると、欧米方面のクリスマス・新年長期海外ツアー商品は、ほとんど予約が入っていないという。中国の海外旅行予約サイト大手・百程旅行網の郭雪経理は、「クリスマス・新年のブランドツアーは軒並み、5割引から3割引の優待価格が出ている。たとえば、『米国新年ショッピング三昧ツアー』は、米国各地の有名ショッピングスポットを巡る企画で、年末年始に一気に休暇を取ったサラリーマンに大人気の商品だ」と述べた。
香港ドルの為替レートは今年、大幅に下落した。その上、クリスマス前後に出回る数多くの商品は、例年ならばほとんど値引きされない品物でさえも、今年はかなり値引きされており、香港は相変わらず、中国人サラリーマンの間で人気が高いショッピング目的地だ。北京晩報によると、香港では,宿泊料金1千元(約1万3200円)以下のスターランクホテルは、ほとんど予約が取れないという。クリスマスに近づくほど宿泊料金は高騰し、今月20日頃には現在より2、3割高くなる。
「年末年始休暇」ブームがゆっくりと冷めるとしても、その後には元旦や春節(旧正月)連休が控えており、海外や暖かい地方を訪れるツアーの人気は衰えそうもない。2013年春節まで、まだ2カ月あるが、この時期の海外ツアーはすでに売り出されている。旅行専門家は、「12月に入り、香港など人気旅行先のホテルは、だんだん予約が一杯になると予想される。個人旅行を計画している人は、満室になる前に、できるだけ早めにホテルの手配を済ませる方が良い」と提言している。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年12月7日