訪日外国人消費が回復へ 東南ア客が中国人客の穴埋めに (2)
レジャー施設でも客足は戻りつつある。長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」では、中国・上海を結ぶ国際旅客船の運休は続いているものの、「タイやシンガポールからの観光客が増えている」という。
独立行政法人国際観光振興機構(JNTO)によると、10月の訪日外国人客数は前年同月比14.7%増だった。中国からの観光客が33%減った一方、タイやベトナム、マレーシアからの観光客が過去最高を記録したのだ。
その要因として経済成長や査証(ビザ)の発給緩和などが考えられる。日本政府は今年6月、タイ人を対象に短期滞在なら3年以内に何回でも出入国できる数次査証の発給を開始。9月にはインドネシア人向けにも数次査証の発給を始めた。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年12月26日
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