2013年3月5日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:14:57 Mar 05 2013

「中国の夢」を後押しする「雷鋒精神」

 炎のように燃えさかる雷鋒(人民解放軍の模範兵士)の情熱と精神力は、今や中国の国境を超え、世界中に影響力を広げている。人民日報が伝えた。

 3月5日の「雷鋒に学ぶ日」を前に、パキスタンの某ウェブサイトには、「雷鋒は、背丈はそれほど高くないが、粘り強く、強固な意志を持ち、律義で人情に厚く、非常に楽観主義である」と紹介する文章が掲載された。また、パキスタンの英字紙「News」は、「雷鋒に学ぶことは、他者を助けるという中国伝統の美徳を学ぶことであり、人助けは、人間の本質的な快楽である」と中国人学生の談話を引用して伝えた。

 メキシコの大学院大学エル・コレヒオ・デ・メヒのリリアナ・アスフスカ教授は、「質実剛健な共産党員である雷鋒は、ひとつの象徴となっている。彼に対する民衆の尊敬は、中国共産党を心から支持していることを示している。これは、中国が改革の道を歩み続ける上で、非常に頑強な基盤となる」との見方を示した。

 しかし一方で、「雷鋒精神」を「人間を機械と見なしている」と解釈する欧米の研究者もいる。これはある種の曲解であるだけではなく、人類の精神文明の価値に対する軽視でもある。世界各国の発展史を俯瞰すれば、「自己犠牲の精神」が随所に凝縮されている。国家というものは、背後に精神がなければ存続することはできない。ましてや、時代の先端を進み続けることなど持ってのほかだ。

 世界金融危機によって、私利私欲という根深い病気が暴露された。ハーバード大のファーガソン教授は、「欧米社会は、将来の理想のために自らを犠牲にするという精神から、大きくかけ離れしまった」と指摘した。私利私欲が際限なく膨らんだことが、一部欧米国家が危機から抜け出せない根本的な原因となっている。スペインESADEビジネススクールのアウグスト・ソトー(Augusto Soto)教授は、「雷鋒精神に秘められた優れた特性は、世界各国にとって必要なものだ。さまざまな試練に直面している今、我々は一致団結し、ともに難関を乗り越えなければならない」と指摘した。

[1] [2]

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古