中国・鳥インフル 新たに5人の感染確認 計87人
中国国家衛生・計画出産委員会は18日、H7N9型鳥インフルエンザの最新感染状況を発表した。17日午後5時から18日午後5時までの間に、全国で5人の感染者が新たに確認された。5人の地域別内訳は、上海市1人、江蘇省1人、浙江省2人、河南省1人。人民日報が報じた。
上海市で新たに感染が確認されたのは、馬さん(80歳女性)で、曙光医院東院で治療を受けている。
浙江省で新たに感染が確認された1人・沈さん(54歳女性)は、嘉興市で自営業を営んでいる。もう1人は、杭州市に住む徐さん(69歳男性)という定年退職者で、今月11日に発病、市内の病院で治療中という。
江蘇省で新たに感染が確認された王さん(26歳女性)は、南京市玄武区に住んでいる。
河南省で新たに感染が確認されたのは、鄭州市管城区南曹郷に住む38歳の男性。この男性は、鳥屠殺・販売業に携わっている。
これより前に感染が確認された蘇州市の孔さん(60歳男性)は、江蘇省の専門家チームによる懸命な救命治療の甲斐なく、16日夜に死亡した。
これまでに、中国全国でH7N9型鳥インフルエンザに感染していることが確認されたのは87人。このうち6人は快復し退院、17人が死亡、残り64人は各地の指定医療機関で治療を受けている。感染者を地域別に見ると、北京市1人、上海市32人(うち11人死亡)、江蘇省21人(うち3人死亡)、浙江省27人(うち2人死亡)、安徽省3人(うち1人死亡)、河南省3人と、6省・直轄市32地域(地級レベル都市)に及んでいる。感染拡大状況は、まだ散発的であり、人から人への感染も今のところ確認されていない。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年4月19日