きょうの人民日報「微博」--国の未来を縛る中国の教育
生計を立てることに伴うストレスや熾烈な競争が「勤労」を「過労」に変え、人々は一生懸命働くというよりは、苦闘するようになっている。慌ただしい足並みを少し止め、少し休むためには、安定した保証が必要となってくる。また、休日となると、なけなしのお金をかき集めて出かけたり、ほかの人と張り合ったりする必要のない社会にするため、整備された法律が必要だ。健康な国民がいなければ、健全な中国も存在しないはずだ。
【国の未来を縛る中国の教育】教師の説明を学生はノートに書き留める。模範的な学生になるため、塾に通い、注目するのは試験に出る内容だけ。授業と関係のない本は読まない……。学歴社会であるうえ、最悪の就職難といわれる今年、たとえ最高学府の博士課程を修了していても、卒業した4年制大学が名門校でないというだけで、面接もしてもらえないという状況が生じ、効能と利益だけに目を留める社会をエスカレートさせている。そしてそのような教育は、子供たちの興味を奪ってしまっている。しかし、突き詰めて考えるなら、国や民族の未来をも奪っている。