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三浦雄一郎さん |
ネパール政府は23日、世界最高峰・エベレストの山頂へのアタックを行っていた冒険家、三浦雄一郎さん(80)が、現地時間23日午後9時5分(日本時間、午後0時15分)、標高8848メートルの頂上に到達し、世界最高齢での登頂記録を塗り変えたことを公式に認定した。新京報が報じた。
三浦さんの登頂に協力しているシェルパ(ネパール人登山ガイド)によると、今回のアタックには次男の三浦豪太さん(43)も同行しており、同時間、登頂の知らせが三浦さんの東京事務所に入った。
NHKの放送を見ると、衛星電話での知らせに、長女の三浦恵美里さんらが歓声を上げ、三浦さんは「世界最高の気分」と興奮しながらも、「これ以上ないくらい疲れている」と語っている。
さらに、「80歳でもまだまだいける。ヒマラヤが眼下に見えて美しい」と達成感に浸った。三浦さんらは、頂上に30分ほど留まり、写真撮影などを行った後、ベースキャンプに向かった。
三浦さんの登頂は、ベースキャンプで待機していたネパール政府登山部局のギャネンドラ・シュレスタ氏が公式に認定。三浦さんは、2008年5月にパール人男性、シン・バハドゥール・シェルチャンさんが作った76歳の最高齢記録を大幅に塗り替えた。
そのシェルチャンさんは現在、81歳になっており、来週にも登頂に再度アタックするという。成功すれば、短期間のうちでの王座奪還ということになる。それでも、三浦さんは、70歳だった03年、75歳の08年にも登頂を成功させており、今回で3度目。70歳以上での回数では世界最多となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年5月24日
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