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調査結果:専制的な親に育てられた男の子は「女々しい」 (2)

○男の子の性格と両親の職業にも相関関係あり

 任先生は、調査研究のプロセスで、両親の子供に対する期待と男の子の性格形成との間の相関関係についても分析を進めた。

 軟弱な性格の男子児童の両親のうち53%は、子供の将来の職業に対して高い期待を抱いていた。また、33%は、自分の子供とよその子供との比較をしばしば行っていた。

 両親の職業も、男の子の軟弱な性格と深い関係があり、主に、商売人(33%)と一般労働者(40%)に集中していた。両親の文化レベルや家庭の経済的条件と男の子の性格との間には、顕著な相関関係は見られなかった。

 また、「家庭と周囲の人間関係」と男の子の軟弱な性格と間にも、大きな関係性があった。調査の結果、近所との行き来が多い家庭はわずか6%だったが、そのような家庭の男の子は軒並み、明るく活発な性格の持ち主だった。これは、良いお隣さんに恵まれると、子供は好ましい社交関係を築き、男の子は男らしく、勇ましく、明るく、心の広い子に育つという事実を物語っている。

○臆病さを乗り越えるには、子供に様々な経験をさせることが必要

 男の子が臆病な性格の場合、どうやってそれを乗り越えさせれば良いのだろうか?杭州のいくつかの有名小学校の先生は、いくつかの提案をしている。

 子供が自分の臆病さを克服するためは、まず、その子が十分な自信を持つことが必要だ。自信を持つためには、子供は成功を体験し、快楽を味わう機会を多く持つことが必要だ。成功は、入念な準備によってもたらされる。たとえば、子供が来客をもてなす時に、萎縮せず堂々とおもてなしをするためには、お客が来る前に、客間を掃除して整えるなどの準備を子供にも手伝わせる。親は、子供と一緒に客間を片付けながら、自然なリラックスした雰囲気の中で、お客とどのようにして話をしたらよいかを教え、お茶やお水の振る舞い方を事前に練習させると良い。

 子供がクラスの中で勇気ある態度で発言できるようになるためには、子供と仲の良いクラスメート数人を家に呼び、子供が彼らの前で短い話をするような練習の場を作ってあげると良い。幾度か練習を重ね、子供が自信を持つようになったら、授業中に本人に質問してもらえるよう、教師に連絡を取って頼んでみる。

 クラスで「お楽しみ会」が開かれる時は、事前に教師に連絡し、子供に小さな出し物を準備させて披露させるか、集団の出し物に参加させてもらい、子供が人前で自分を表現する機会を増やせるようサポートする。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年8月26日

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