中国東北地方で長引く大雪　各地で被害 (2)

▽ハルビン：幼稚園・小中学校が再び休校に

　ハルビン市では16日夜、この冬初の大吹雪となった。18日夜の時点ですでに40時間余りにわたって降雪が続いており、一向に止む気配を見せていない。気象部門はすでに大雪・大風・結氷に関する警報を27回にわたり発令している。ハルビン市内の各幼稚園、小中学校は18日に休校となったほか、高校（職業高校含む）は9時からの授業となった。

　ハルビン市教育局は18日に緊急通知を発表し、19日も市内の全幼稚園、小中学校を休校とするとした。

　大雪の影響で、 ハルビン太平国際空港では多くの便が遅延する黄色警報を発令した。黒竜江省内の高速道路も全面的に閉鎖されている。

　ハルビン市内では18日、大吹雪の中、頭を低くして歩く人々の姿が見られた。路面が結氷しているため、転倒する人も少なくなかった。ハルビン市は1万2千人の道路清掃者、500台あまりの除雪機を動員し、絶えず除雪・除氷作業を行っているものの、雪が余りにも激しいため、除雪した場所にすぐに雪が積もってしまう。