注目される今年のお正月映画
今年のお正月映画の主な映画が確定し、PR合戦が始まっている。現在分かっているスケジュールから見ると、今月末から来年の春節にかけて、「掃毒」や「私人定制(パーソナル・テーラー)」など中国の国産映画13本が公開される予定で、最も集中する時期には1週間に3本が封切される。業界では、今期はほぼ国産映画が市場をリードし、従来を上回る興行収入をあげると予測している。もっとも大きな興行収入をあげる作品になるためには、3つの注目のポイントがある。北京日報が伝えた。
ポイント1:アクション作品が「寒戦」の奇跡を再び起こすか?
例年は11月中旬ごろになると、低予算のラブロマンスやコメディー作品が数本登場してお正月映画の幕開けを告げたものだ。しかし今年はこうした作品の姿は見えず、公開されたのは香港風の警察関連のアクションストーリー3本で、厳しい競争を繰り広げている。
今回のお正月映画は「掃毒」で幕を開ける。同作品は香港のアクション映画の有名監督、陳木勝監督が担当し、劉青雲(ラウ・チンワン)、古天楽(ルイス・クー)、張家輝(ニック・チョン)らが出演する。試写での評判も高く、今シーズンの話題作となると見られる。続いて呉彦祖(ダニエル・ウー)や姚晨(ヤオ・チェン)が出演する「控制」が公開されるが、同作品はモニタリングシステムが張り巡らされたハイテク都市を舞台にした畢国智監督による前衛的な作品だ。更に注目を集めているのが「風暴」で、劉徳華(アンディ・ラウ)と江志強(ビル・コン)のコンビによる強い実力は見逃せない。