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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:15:30 Dec 03 2013

ネットショップの新商売「罵倒サービス」 罵られた客「刺激的」

 中国の大手ショッピングサイト・淘宝網(タオバオ)に出店している複数のネットショップが最近、顧客のニーズに合わせて「罵倒」してくれる(あるいは罵倒させてくれる)という新サービスを展開している。罵倒する相手は自由に選べるが、わざわざお金を払って自分を罵ってもらう客も少なくないようだ。「罵倒される」サービスを利用した客の一部は、「とても刺激的」と評価している。一部の「罵倒サービス」専門店は、かなりの販売実績を残しており、タオバオ「12月12日(原語:双十ニ)」販促キャンペーンにも参加するという。北京青年報が伝えた。 

 ある「罵倒サービス専門店」の店主は、次の通り語った。

 我々が提供しているサービスは、基本的に、『他人を罵倒することでストレスを発散させる』ものだ。タオバオには、同じようなサービスを提供している店が、今では少なくない。基本的なサービスの内容は、通信ツールやサービス料金が少し異なるだけで、どの店もほぼ同じだろう。主に、音声による罵声、電話での罵声、文字による罵倒がある。時には、お金を払って自分が罵倒されることを選ぶケースもある。

 文字による罵倒は、1回5分につき2元(約34円)。QQ・ショートメッセージを利用した場合は、1元(約17円)プラスされる。電話や音声による罵倒は、料金が上がり、5分につき10元(約170円)。10分を超過した場合の追加料金は割安になる--。

 一部の店では、リピーターに対して、「1カ月100元(約1700円)罵り放題」という優待価格も出している。

 店主によると、罵倒サービスの料金は先払い制だ。料金を支払う前に、「誰が誰を罵るのか」について、客と店との間で合意ができていないといけない。このサービスは、(1)店主が客を罵倒する (2)客と店主が互いに罵倒しあう (3)客が店主を罵倒する、の3種類がある。客のニーズにより、店主がロールプレイを行う場合もある。店主は、客が罵りたいと思う相手になりすまし、求められる役割を演じ、客に罵られるという訳だ。

 店主はまた、「我々のサービスはかなりユニークなものだ。サービスを行う前に料金を払ってもらい、好評を得なければならない。そうしないと、罵られて本当に起こり出した客が途中でネット接続をオフにして、サービス代金を払わない、という事態に陥りやすい。お客様は、我々に対する本当の評価を『追加コメント』で投稿できる」としたほか、「料金の支払い以外に注意すべきは、このようなサービスを行う前には、客と店主が、トラブル発生を避けるために、良識的な『最低ライン』を確認し合う必要があるという点だ。 時には、店主があまりにも辛辣に罵ったため、客が態度を豹変させるという場合もある。これは、不可侵領域について事前に合意していなかったために生じる」と語った。

 罵倒サービスを取り扱う店の中には、このようなサービスを、「罵倒」「代理罵倒」などダイレクトな名前で売っている店もある一方で、「オンライン・パートタイムサービス」と名売って、各種サービスのひとつとして提供している店もある。「オンライン・パートタイムサービス」には、人を罵倒する以外に、「(飲み会や接待などの)代理拒絶」「代理告白」などユニークなサービスもある。

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