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瀋陽市、個人信用情報の照会ができる自動装置登場

 遼寧省瀋陽市でこのほど、個人信用報告(個人信用情報)の照会がATMのような自動装置でできるようになった。2日、筆者が同市市内にある金融ビルの1階に行ってみると、同装置の試運転が始まっていた。身分証明書を持っていれば、自分で操作して約1分で信用報告をプリントアウトすることができる。同装置は現在、中国全土に8台しかない。瀋陽晩報が報じた。

 身分証明書とカメラで本人確認

 筆者は実際に同装置で照会の手続きを行った。まず、身分証明書を入れると、画面に個人の基本情報が出てくる。そして、搭載されているカメラが利用者の顔を撮影する。その時、帽子や眼鏡、マスクなどは外さなければならない。撮影が終了すると、画面に写真が2枚表示される。1枚は同カメラが撮影したもので、もう1枚は身分証明書の写真だ。その後、システムが作動し2枚の写真を比較して本人であることを確認する。確認が終わると、携帯の番号を入力し、「プリント」というボタンを押すと、A4の大きさの個人信用報告がプリントアウトされる。この報告は、窓口で照会できる報告と全く同じだ。この全ての過程が約1分だった。

 同装置を使うと、表に必要事項を記入したり、身分証明書のコピーを準備したりする必要がなく、窓口で照会するよりも便利であるため、列を作って待っている利用者でも窗口に行く人はほとんどいなかった。

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