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北京、エコ型花火販売へ 重度大気汚染の日は花火販売禁止

 大気汚染を軽減し、大気の質を向上させるため、北京では来年の春節(旧正月、来年は1月31日)期間中、硫黄が含まれず、煙があまり発生しない「エコ型花火・爆竹」を初めて販売する。また、花火・爆竹の供給量も昨年より3割減らすという。中国新聞網が報じた。

 北京市安全生産監督管理局の監督管理三処の王雷氏によると、来年1月15日午前0時より、花火の販売業者3社が各販売店に花火を配送し始める。同3社が仕入れる予定の花火は計40万箱と予想されている。それに在庫を加えると計64万3万千箱となり、昨年より約20万箱少ない計算になる。うち、エコ型花火が全体の18.7%を占めている。

 北京市公安局治安総隊の于連偉・副隊長は、「エコ型花火のうち、硫黄が含まれず、騒音や発生する煙が少ない商品は少なめ。新商品に使われている火薬は従来のものより50%少ないが、製作工程や技術が複雑。販売価格は普通の花火より高くなるだろう」との見方を示している。

 今年、北京市の花火・爆竹の販売店数は昨年の1337件から減少する。

 「北京市大気重度汚染応急プラン」は、「市政府が、警報では最も強い大気汚染赤色警報や2番目に強いオレンジ警報を発令した場合、花火・爆竹販売店は販売を一時停止し、卸売機構も配送を一時停止しなければならない。また、市全体で花火・爆竹の使用を禁止する」としている。

 重度の大気汚染となった場合、北京市では同プランが全面的に実施されることに関して、于副隊長は、「市民の多くが理解、支持してくれるだろう。もし、忠告を聞かない市民や過激な行動をする市民がいたなら、公安機関が関連の規定に基づいて処罰を科す」とした。

 北京市執法部門は現在、違法な花火・爆竹販売根絶を目指しており、北京警察は今年6月から、関連部門と共に33件を検挙、4293ケースを没収してきた。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年12月16日 

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