シマウマの体の縞模様にはどんな役割があるのだろう。人類とはどういった関係があるのか。科学者の研究によると、シマウマの体の縞模様には蚊やアブに刺されるのを防ぐ役割があるという。生命時報が伝えた。
最新の「ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)」によると、米国・カリフォルニア大学デービス号の研究者チームはシマウマ、馬、ロバなど馬科の動物7種類を集め、それぞれの体の各部分の縞模様の幅や密度などを調べ、さらに生息地や捕食動物の活動範囲、温度、体表の寄生虫などのパラメータを比較した。最後にチームが出したもっとも論理的な結論は、縞模様は吸血ハエを防ぐことができるというものだった。研究者によると、原因はまだ研究中だが、最も有力な可能性はシマウマの身体に白黒の縞模様があることは、高い偽装の効果を持つと見られる。一方で、シマウマの体の縞模様は捕食動物の目を撹乱し、目の前の獲物の大きさやスピードについて判断しにくくさせることができるという見方もある。
同報告を発表した野生動物専門家によると、この事実は人間に対して、野外活動の際に縞模様の衣服を着用することで、虫刺されを防止することができると教えてくれるものだ。Tシャツ購入の際には、縞模様が細い方が効果が高いという。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年4月23日