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中国国家統計局はこのほど、全国31地域(省・自治区・直轄市)の3月の消費者物価指数(CPI)を発表した。データによると、15地域のCPI上昇率(前年比)が、全国水準を上回った。そのうち西蔵(チベット)自治区が最高で3.6%、黒竜江省が最低で1.5%となった。中国新聞網が伝えた。
中国国家統計局が今月11日に発表したデータを見ると、2014年3月の全国CPI上昇率は2.4%に達し、上昇率が2月より0.4ポイント上昇した。
西蔵自治区、広東省、海南省、天津市、浙江省、江西省、広西チワン族自治区、福建省、甘粛省、新疆維吾爾(ウイグル)自治区、寧夏回族自治区、山西省、上海市、湖南省、貴州省の15地域で、3月のCPI上昇率が全国水準(2.4%)を上回った。
31地域のうち、西蔵の3月のCPI上昇率が3.6%と最高で、広東省と海南省は3.0%となった。この3地域は、上昇率が3%の大台に乗った地域となった。黒竜江省の上昇率は1.5%のみと最低だった。
3月に上昇率が1%台となった地域は、2月より半分以上減少した。河南省、重慶市、遼寧省、黒竜江省の4地域が3月に1%台となったが、2月は11地域が1%台だった。
北京大学経済学院の曹和平教授は取材に応じた際に、「物価上昇の圧力は現在それほど深刻ではない。今後の物価はコントロール可能な範囲内で推移し、調整の余地が大きく残される」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月18日
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