復旦大学は22日、「80後(80年代生まれ)の世界---長江デルタ社会変遷調査」を発表した。復旦大学社会科学データ研究センターが企画、1980-1989年に生まれた人々を追跡調査し、この世代の家庭、婚姻、就職、転居、住宅、育児など各方面を研究した。調査は上海市内のコミュニティ80カ所、3311世帯を対象にサンプリング形式で行われた。
調査結果によると、「80後」全体の教育水準は高く、大卒者は66%以上。回答者のうち、結婚前にすでに同居していた人は43%を占め、婚前同棲は主に、すでに両親が認め、あるいは婚約した人が60%だった。両親が認めていない、あるいは婚約していなくとも、はっきりした結婚予定のある人は34.5%。婚前の両親の承諾あるいは婚約がなく、結婚の予定もはっきりしない人は5.5%にすぎなかった。「裸婚(マイホーム・マイカーを購入せず、披露宴を行わず、結婚指輪を購入せず、直接結婚登記する節約型結婚)」については、「まったく問題ない」としたのは5%にとどまった。
育児について、上海の「80後」の願望はすでに低い水準で、「ひとりで充分」が40%、「子どもはふたりが理想的」が56%。平均出産願望は1.59人にとどまり、米国、日本の水準をはるかに下回った。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年4月23日