日本の不動産仲介業者 中国と異なる点は? (3)
大家は2年内に入居者を追い出したり、家賃を勝手に変更することもできない。大家が住宅を誰かに売ろうとしても、入居者は引越しを拒否すれば、2年間住み続けることができる。
----入居者が入居中に注意すべきことは?
李さん:日本はゴミ分別を重視している。仲介業者は入居者に、毎日捨てるべきゴミが分かるゴミ分別のカレンダーを提供する。カレンダーはカラフルで分かりやすいものが一般的だ。日本の多くの住宅はペットを飼うことや、楽器を演奏することなどを禁止しており、契約書の中で明確に記されている。違約があった場合、家賃保証会社は入居者と連絡し、違約金請求書を送る。入居者は違約金を支払いたくなければ、裁判所に提訴できる。
----賃貸トラブルがあった場合は?
李さん:解決不可能なトラブルがあった場合、入居者は全日本不動産協会に問い合わせることが可能だ。私は不動産会社で2年間勤務しているが、トラブルといってもトイレが詰まったり、蛇口の水が漏れるといった些細な問題ばかりだ。入居者を騙すような仲介業者は、すぐに潰れるだろう。仲介業者は通報を受けた場合、「宅地建物取引主任者」の証書を失ってしまう。やっとの思いで合格したのに、軽率にリスクを冒そうとする人はいない。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月15日