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明治が中国撤退 買いだめに追われる消費者も (2)

 明治の役員は、粉ミルクの販売成長が世界で最も著しい中国大陸部からの撤退について、これまで態度を二転三転させていたが、最近になりようやく方針を固めた。

 ◆中国市場回帰は困難

 ある消息筋によると、明治の本社は昨年の時点で、中国大陸部は将来の「最も重要な」海外市場と判断していた。同氏は、「販売面を見る限り、最も苦しい時期はすでに乗り越えている」と語った。データによると、昨年7月にミルクの原産地をオーストラリアに切り替えてから、明治の販売量は月を追うごとに右肩上がりとなり、増加率は約2割に達した。

 同氏は、「4種類の製品しか持たない明治は、その他の粉ミルクのように製品の改良を続けておらず、市場シェアも低く、競争において不利な立場に置かれている」と指摘した。明治は2012年上半期に約15%の値上げに踏み切ったが、今年8月に粉ミルクの価格に関する独占禁止調査を受け、4−7%の値下げを約束した。ある粉ミルク取次販売業者は、「取次販売業者が利益の12−15%を占め、店舗が約15−18%を占める。これは中国粉ミルク業界においては、平均よりやや低めの比率だ。市場シェアがその他のブランドに占められるため、明治の将来的な市場回帰は極めて困難だ」と語った。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年10月29日

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