2大モーターショーが開幕、対応に追われる日本各社 (2)
フォルクスワーゲンは34車種を展示し、展示ブースの総面積が3400平方メートルに達する見通しだ。トゥアレグV8、新型ゴルフ、クロスラヴィダが、同ブランドの最新商品・革新技術を展示する。アウディも今年、展示ブースの制限を突破し、独創的な形式により製品・技術・イメージを展示し、未来のブランド発展の予想図を描く。アウディは20の主力車種を携え、広州モーターショーの舞台に登場する。
メルセデス・ベンツはS63 AMGを展示し、中国産E400 Lハイブリッドも正式発売されることになる。
◆日本車、華南市場を死守
米・独ブランドの投資拡大により、これまで華南市場で圧倒的なシェアを占めていた日本車の、市場圧力が拡大を続けている。
今年の広州モーターショーは、日本車にとって重要な節目に当たる。釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題の影響により、日本車は一年間に渡る低迷期の調整を経て、今や回復を加速している。この勢いをいかに維持するべきかという問題は、日本各社が直面している重要な問題だ。
中国自動車工業協会のデータによると、1−10月の日本製乗用車の販売台数は持続的な減少をストップし、4.7%増で回復を実現した。日本車はこの回復の流れに乗り、広州モーターショーで販売を拡大する必要がある。
今年の広州モーターショーで、ホンダは広汽ホンダ・東風ホンダと共同出展する。今年4月に上海モーターショーでコンセプトモデル「コンセプトM」を展示したホンダは、今回再び中国人消費者に新たなコンセプトカーを展示する。また今年の広州モーターショーで、広汽ホンダ・東風ホンダの全製品ラインナップが集結し、CR-Z、インサイト、フィット・ハイブリッドなどのハイブリッドカーも展示される。